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第1回 LSTR療法研究会 学術大会

第1回LSTR療法研究会学術大会の学会誌の表紙です。株式会社ヒョーロンパブリッシャーズの協力により提供された別刷りです。

開催日:2002年11月23日(土)
会 場:家の光会館 7F(東京都新宿区)

会 頭:星野 悦郎

主 催:第1回LSTR療法研究会実行委員会

共 催:CDRG.
後 援:

  株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ

  株式会社日本歯科商社

※本ページに掲載している後援企業名は、原則として現在の社名で表記しております。大会開催当時とは社名が異なる場合がございますので、ご了承ください。

​第1回学術大会(2002年)案内文

以下は、2002年に当会が研究会として創設された際に開催された第1回学術大会の案内文です。当時の創設の趣旨や開催にあたっての方針を示す公式文書として掲載しています。

​開催にあたって

実行委員長 星野 悦郎 (新潟大学教授)

 病巣無菌化組織修復療法(Lesion Sterilization and Tissue Repair 又は Lesion Sterilization and Tissue Regeneration)は、細菌が関連する疾患の治療としては極めて常識的な、病巣の細菌を除去する手法(病巣無菌化)として細菌学的、あるいは病理学的に基礎研究がなされ、その過程で、病巣が無菌化されるとその組織が修復(Repair)されることが分かりました。その組織の持つ臨床的に重要な役割・機能が回復される、あるいは保持されるまた、場合によっては組織が再生される(Regeneration)ため、病巣無菌化組織修復療法と命名されています。
 現在、病巣無菌化の手段として3Mixとして知られている抗菌薬剤を用い、主にう蝕とその継発病変での病巣の無菌化と組織修復が行われています。その効果が認められて一般歯科治療現場で広く用いられているように思われますが、この療法に関する情報の正確な伝達の場や、情報を交換する場が無く、また、臨床成果も個人レベルで死蔵されていると思われます。正確な臨床手法の伝達や情報交換、臨床成果の報告などが行われれば、極めて有効に機能すると信じています。
さらに適切に実施されたLSTR療法による多くの症例報告と臨床成果が報告され、広い範囲での多くの臨床成果が集計されれば、この療法がより広範に認知されるものと思われます。
 なお、う蝕治療やこれに継発する疾患で用いられている従来の治療手法も基本的に、病巣の原因細菌を除去する(病巣組織と共に病巣細菌も一緒に除去する)、あるいは無効化するものになっていますし、病巣無菌化の用いる手法は、必ずしも抗菌薬剤の利用、3Mixに限るものではないと思われ、より広範な手法の開発・研究も期待されますが、このLSTR療法によって病巣が修復される事から示された歯科治療の方向性、すなわち病巣組織を出来るだけ除去せずに保存し機能を回復させる、あるいは無菌状態を保って組織を再生させると言う概念は、歯科医療の将来に向けた新しい概念であり、この方面での研究や療法の開発も期待されます。
 今回、この様な趣旨で「LSTR療法研究会」を発足させ、活動を開始しようとしています。
 多くの方々の参加を期待しております。

シンポジウム​
1.  LSTR療法の基礎 PDF 星野 悦郎​
2. う蝕病巣と組織修復 PDF 子田 晃一
3. 新たな歯内療法の術式 ー薬剤を主体とした根管内清掃と無菌化療法 PDF 柏田 明​
4. 歯周病と病巣無菌化療法 ー主として急性症状への対応ー PDF 宅重 豊彦
5. 地域歯科医療で活きるLSTR療法 ー3Mixで変わった予防の概念ー PDF 戸高 勝之​

PDF資料の閲覧およびダウンロードは、PDF資料の閲覧・ダウンロード専用ページから

行うことができます。

PDF materials are available for viewing and download from the Dedicated PDF Viewing and Download Page.

第1回LSTR療法研究会学術大会における参加者の様子を示す写真です。

本ページの内容は、LSTR療法学会公式サイトの情報に基づいて掲載しています。

最終更新日:2025年12月22日

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